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2025年5月4-5日高島トレイル・テント泊縦走

(1日目)「マキノ高原温泉さらさ」を出発。

赤坂山登山口より登山開始。斜度があり、冷たい強風がしきりに吹き付けるが、登山道はよく整備されていて、歩が進む。「粟柄越」を経て、2時間半で「赤坂山」山頂に到着。眺望は良好。「寒風」までの稜線では、右手に日本海と若狭の街並みが、左手に琵琶湖とマキノの集落が見え、美しい。

「大谷山」を経て急下降し、「抜土」のテント泊予定地へ。静かな木立の間に幕営。沢では雪解けの清流が流れている。

(2日目)幕営を撤収し、「抜土」を出発。「近江坂分岐」まで標高差300ⅿを1時間かけて一気に登るが、体が起きていないのか、なかなか辛い。

「近江坂分岐」から「大御影山」までは小1時間かけて見晴らしの良い稜線を行く。「大御影山」からは、「大日尾根分岐」を経て「三重ヶ嶽」まで、2時間半のロングトレイル。この頃になると、風も止み、暖かな日差しも照り始め、小刻みなアップダウンを繰り返しながら、ブナの自然林をひたすら快走。

ようやく山頂に到着し、昼食をとる。「三重ヶ嶽」から「武奈ヶ嶽」を経て「赤岩山」までのルートは、再び3時間にわたるロングトレイル。爽やかな稜線歩きが楽しめ、歩き応えは十分にあるが、いよいよ脚に効いてくる。

当初は、「赤岩山」から「近江角川」に下山するバリエーションルートをとる予定であったが、偵察の結果、踏み跡が不明瞭なため、急遽正規の「高島トレイル」ルートに変更するが、こちらも、結構なアップダウンが連続する1時間半の急降で、なかなかの難敵。緊張の糸を切らさぬよう、慎重に歩を進め、やっとの思いで「水坂峠」の林道に下山を完了する。そこから、JRバス「保坂」バス停まで、30分の舗装道歩きだが、何とか間に合う。

最後に、今回のルート全般に関してだが、全体的によく整備されており、踏み跡も明瞭で、かつ、要所に「高島トレイル➡」と記された道標が設けられ、黄色テープもしっかり付けられており、道迷いの心配はほとんどなかった。

また季節的にイワカガミ、イワウチワ、カタクリなど満開で、目の保養になった。

地元の方が、「観光資源」の一つとして大切に管理されていることがよく伝わってきた。



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