2024年8月17日〜19日三ノ沢岳〜宝剣岳〜将棊頭山〜伊那前岳
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- 2024年8月17日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年8月22日
参加者 6
コースタイム
8/17 名神―中央道駒ヶ根IC-17:00 駒ヶ根キャンプセンター着(泊)
18 6:20 菅の台バスセンターBC~7:30 千畳敷~8:00 極楽平~8:18 分岐~10:20 三ノ沢岳~13:00 三ノ沢岳分岐~13:10 宝剣岳~13:50 トロルの舌~14:30 宝剣山荘~16:20 濃ヶ池~
16:45 八合目~17:30 西駒山荘
19 4:55 西駒山荘~5:00 将棊ノ頭ご来光~5:30 西駒山荘6:20~6:30 将棊頭山~9:05 木曽駒ヶ岳~9:40 中岳~9:55 宝剣山荘~10:43 勅銘石~10:50 伊耶前岳山頂~11:30 宝剣山荘~
12:30 千畳敷
<報告>
駒ヶ根キャンプ場のツリーハウスに前泊。森の中で静かに過ごせるのかと思いきや、ちょうど学童の合宿と重なりにぎやかだった。翌4:45 に出発して菅の台バスセンターへ向かう。バス停は既に長蛇の列となっていた。バスは臨時が出ており6:20 発に乗れた。ロープウェイも臨時が出ており待ち時間がなく、7 時過ぎには千畳敷カールに到着。目の前にはダイナミックな岩壁が迫りくるような景観、真っ青な天を突くような 宝剣岳の岩峰の スケール感はここでしか味わえない 。 いざ、 信州駒ケ岳神社に安全の祈願をして極楽平を目指して出発した。急坂を登ること30 分、ハードだったが到着すると、三角錐の美しい山容の三ノ沢岳がそびえている。一面のハイマツの中に踏み跡はしっかりあり、その細道を歩くが足元が見えず、ところどころ枝が飛び出ていて「イタッ!」と声が出てしまう。ハイマツの稜線をたどると山とは思えぬような自然の庭園のようだ。お花畑も和む風景だった。前半過ぎまで山容全体を見ながら歩けるので楽しい。後半は山頂まで小刻みなアップダウンが多少あった。そこはまさに豊かな自然がそのまま残された静かな山で、観光地で賑わう千畳敷カールとは別世界だった。山頂まで千畳敷から3 時間弱の行程。展望は雄大で、木曽駒ヶ岳から南へ続くパノラマを満喫できた。中央アルプスの孤高、三ノ沢岳は、その西側には登山道はなく終着点となる。折り返すことになるが、その折り返しが前半楽しく歩いた分岐までの登りが堪えることになる。そこから宝剣山に向かうが、宝剣岳は大きな石を積みあげたような岩峰で、ここからはヘルメット着用となる。クサリや足かけが整備されていて、手や足がか
りに不安なく登れた。ただ落ちると一撃となる高度感はある。途中のトロルの舌との名称の出っ張った岩でひとりひとり写真撮影。これは気分があがることになる。急峻な岩場なので緊張はあるが、山頂に到達した時の達成感は言いようがない。山頂には祠があり、大きな岩が真上に伸びていた。そのてっぺんは人が1 人立てるだけの巨石で、気持ち的には登りたいが、かなりの危険度あり、躊躇したので登らなかった。巨石が積み木のようで崩れるのではないかと思えるが、堅固で優美な宝剣山、そこに魅力がある。遠くに富士山が見えた。
すばらしい展望の宝剣岳は、槍ヶ岳とはまた違う体感があった。 西駒山荘に向かうのに、濃ヶ池を周回する。濃ヶ池は神秘的な雰囲気が漂い、池には逆さ木曽駒ヶ岳が映る。残念ながらお花は少なかった。17 時半に西駒山荘に到着。思いのほか時間がかかった。西駒山荘の特徴も数えきれないがここでは省略する。
翌朝、ご来光目的で将棊ノ頭に登る。あいにく雲がかかったが、山頂からは、駒ケ岳頂上、御嶽山、三ノ沢岳、空木岳、そして八ヶ岳まで、ぐるっとパノラマが広がり、すばらしかった。 朝食を済ませて木曽駒ヶ岳に向かう。その通過点に将棊頭山がある。将棊頭山から馬ノ背の広い稜線を登り木曽駒ヶ岳へ至るところに、大正2 年8 月に中箕輪尋常高等小学校高等科の大量遭難があった所としても知られ記念碑があった。木曽駒ヶ岳までは歩きやすい。山頂からは、中央アルプスの峰々をはじめ、間近に御嶽山、はるか向こうに北アルプス、八ヶ岳、南アルプスが望める360 度の大パノラマが広がる。歩きやすい尾根を20 分ほど登っていくと標高2,925m の中岳に到着する。ここからは軌跡の木曽駒ヶ岳や宝剣岳の山頂が望める。宝剣山荘でしばし休憩をとることにした。天狗岩をガリバーと呼びながら、その向こうに三の沢岳が望める。本当に絶景。ソフトクリーム堪能組もいた。デポにて伊那前岳に向かう。素敵な散歩道というか、長閑な稜線を歩く、おまけの穴場だった。伊那前岳は切り立っているので頂上のあたりは景色が最高。いつまでも眺めていたい景色だった。 2 日間で7 つのピークを踏み、いよいよ帰路に向かう。ロープウェイ駅まで、気を抜くことなくガラガラの急な坂道を下る。ふっと気づけば、にぎやかな下界だった。

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